本が友達の大人の読書感想文

自分がこれまで読んで気に入った本。漫画、小説、ビジネス書、ジャンル問わず紹介致します!!また、観た映画や子供の頃やっていたゲーム等についての感想も書きます。

辻村深月氏が描いた人間の「死」について

 こんばんは。takaです。月曜日って出勤する時は面倒だなと思うのですが、業務に集中すると「ああ、もう今週の一日目終わりか」っていう感じがしますね。今週から大変な業務が出て来たので、荷が重いなと思いながらも怒られたりすることを恐れずにいきます。そうしないと帰れないので。


ツナグ (新潮文庫)

 今回は、2012年に刊行された辻村深月氏の作品、「ツナグ」を読んだ感想について話していきたいと思います。結構前の作品だったんですね・・。

ストーリー

 人は、どう足掻いてもいずれ死ぬ。そして人は死ぬと、葬式が行われ、体は高温で焼かれて骨だけになり、49日後にお墓に収められます。そしてその人とは話すことも、その人の顔も遺影やアルバム写真等でしか見ることも出来ません。

 この作品は、生涯に1回だけ、生者と死者の仲立を務める「使者」を通じて現世に生きている人間が死んであの世にいる人間に会うことが出来る。

 そして、その噂を聞いて、亡くなったアイドルや親、親友等に会いたいという依頼を頼み、使者はそれを受けて使者と交渉し、会うかどうか、死者に交渉をします。

独立しているものだと思っていたが、それは違った

 先週から出勤する際に電車の中で一日一話ペースでこの本を読んでいたのですが、この作品は、一話ごとに主人公が違っていたので、それぞれ別の次元のお話かと思っていました。

 しかし、今日最後の話を読んでいる中で、ある人物がこれまでの話に出ていた人と同一人物ではないかと思って前に読んだ所を見たのですが、その通りでした。その時、この作品は同じ世界、時間でつながっていたのだと気付きました。

 あと、これまでその話の主役の一人称で物語が進んでいたけど最後の話だけ三人称文体で書かれていたのも驚きました。

人は死んだらどこに行くのだろうか?

 この作品を読んでいて真っ先に思ったことですね。私はよく「自分は何者なのか?」「どういう原理で意志を持っているのか?」「死ぬのが怖い」と思っています。

 なぜなら、分からないからです。本当にあの世があって、そこに行けると信じたい気持ちがあるから前世や来世も信じるし、スピリチュアルの番組であの世にいる人と対話したというのも信じています。少なくとも、永久に動けないなんてつまらないから嫌です。

もし死者に会えたらどうするか

 もし私が1回だけ死者に会えるとしたら、歴史上の人物にしようかなと思っています。聖徳太子の実際の顔とか見てみたいからです。日本史の本を見ても想像の絵で描かれているからどんな顔か知らないし、前から見たかったんですよね。清少納言や徳川家康とかも絵だから誰に会おうか。うーん、悩みます。

 今の技術だと生前の顔がどんな感じなのかというのが分かるらしく、卑弥呼はおかめみたいな顔だったらしいです。卑弥呼に関してしか知らないですけど。

全体の感想

 

 このシステムは、身内や親友だとお互いに言えなかったことを言う機会を設けて現世に生きる人達に前を向いてこれからの人生を歩んでほしい。そしてこの作品は、死ぬまで悔いのないように生きなさいと読者に発信しているのかなと思いました。

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。