本の内容
1991年、1992年と女流アマ将棋名人戦で連続優勝を果たしてプロデビューし、NHK杯将棋トーナメント等、テレビ番組でも司会を務め、引退後は子供への将棋普及活動を行っている中倉彰子氏の監修で、将棋のルール、戦い方、プロ棋士の一日等を分かりやすく書かれています。
構成としては、これまで将棋を知らなかった小学5年生の少女を主人公としたストーリーと将棋の説明を変わりばんこです。
将棋はルールを覚えれば打てるようになる
将棋は、頭の良い人がやるものだと思いがちかもしれません。しかし、それは自分がやったことがないからそう感じるだけなのです。
誰でも初めの頃はルールを覚えることから初めて、繰り返していくうちに覚えていったのです。
私は、小学三年生の頃に初めて将棋に触れました。ゲームですけど、こちらです。
当時私はゲームが好きでやっていたので、このゲームにも触れました。
駒の動かし方はそれほど苦労することなく覚えたのですが、どのようにすれば勝ちになるかは分かりませんでした。相手の王を取れば勝ちと言われても、全然しっくりきませんでした。
コンピューターと対局していくうちに、負けると、「詰みです」と表示されていることに気付き駒を見ていると、どこに行っても王は取られる状況でした。
それで初めて将棋は相手の王が逃げられないようにすれば勝ちになるのだと分かりました。
しかし、ルールは分かっても、対局しても勝てず、あっさり歩に角を取られ、飛車に成られる等、負けっぱなしでした。
それでも対局を繰り返していると、徐々に守りも覚えていき、少し勝てるようになりました。そして、将棋が好きになりました。
プロが全てじゃない
人間、新しいことをやるからには「完璧に出来るようにならなければならない」と考えてしまうことがあります。そういった考えが、新しい物事に挑戦する意欲を奪っているように思います。
しかし、実際は、プロを目指すのでなければそんな必要は無く、趣味として嗜むだけでも良いのです。確かに良い結果が出ないと嫌な気分になりますが、思ったように伸びなくても無駄にはなりません。羽生善治氏も将棋をやると学力が伸びると言っているので、将棋をやることは自分の脳にもいい影響を与えるのです。
なので、ぜひ将棋に触れてみることをお勧めします!!
今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。