本が友達の大人の読書感想文

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【書評】菜根譚

  どうも。takaです。今回は「菜根譚」についての感想を書いていきます。


菜根譚 (岩波文庫)

 

本の内容

 菜根譚は、前集222条、後集135条からなる中国明代(1368~1644年)末期の古典です。

 主として前集は人との交わり、後集は自然と閑居の楽しみが書かれています。

 日本では1822年に刊行され、禅僧の間で愛読され、実業家、政治家にも愛読されてきた本です。

一番印象に残った言葉

  読んで一番印象に残った言葉として、前集55条にある「奢るものは富みて而も足らず、何ぞ倹なる者の貧にして而も余りあるに如かん。能ある者は労して而も怨みを府む、何ぞ拙なる者の逸にして而も真を全うするに如かん」があります。

 意味としては、豪奢な人は、いくらお金を持っていても贅沢をするため、お金に余裕が無くなるのですが、貧乏な人は所持金が少ないですが、なるべく出費を抑えるように節約をするため、出て行くお金を少なくするように努めます。なので、結果的に貯えが出来るのです。

 そして、才覚の優れた方は、苦労して才能が開花して稼げるようになったとしても、周りから妬まれるようになります。SNSのアンチコメント等がその例です。

 それに対して、知恵のない人は、稼げないにしても野望を抱くことが無いのでいつでも気楽に過ごすことが出来ます。

 

 ビジネス書や自己啓発本を読むと、この世界は向上心を持ち、努力をしないといけないって思いがちなのですが、この項目で言っていることは、自分の性格等を分析し、どっちの人間として生きたいかを選びなさいということなのだと思います。

 例えば、自分に才能が無いと自覚したのであれば、贅沢な暮らしを諦めて就職した会社で転職せずにずっと働くことを考える(ブラックであれば別)。

 就職活動の企業選びにおける自己分析も、そういう感じで考えれば良いのかなと感じました。

 質素な暮らしは後ろ指指されるような生き方ではないし、そういった人間は必ず出てくる。大事なのは経済の豊かさよりも心の豊かさです。

 

 良い言葉が多く、読んでいて心がスッキリするので人生に悩んでいる方にお勧めです。1人の人間として真っ当に生きるヒントがあります。