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【書評】斉木楠雄のΨ難

 どうも。takaです。今回は、2018年までジャンプで連載されていた「斉木楠雄のΨ難」について書いていこうと思います。

ストーリー

 主人公の斉木楠雄は、生まれつき、「念力」、「瞬間移動」、「テレキネシス」、「テレパシー」等が使える超能力者で、これまでその超能力の影響で、他人と関わることを避けてきたのですが、高校二年生になって、バカで思考が全く読めない燃堂、自らを「漆黒の翼」と称して悪の秘密結社「ダークリユニオン」と戦っているという設定を作っている中二病患者の海藤、学級委員長で、他人にも厳しく、自分にはもっと厳しく律し、松岡修造みたいな熱血ぶりを見せているも、燃堂の学力や海藤の体力等どうにもならないことに関してはあっさり諦める灰呂とといった個性的な人達と知り合うことで、他人と関わることが多くなり、その影響で色々な災難に巻き込まれるといった物語です。

 この作品は、超能力をバトルではなくギャグとして使っています。ギャグも斉木が心の中でツッコミを入れるといったもので、この形式が面白く感じてハマりました。

 斉木以外のキャラがツッコミをするときは言葉に出ているのですが、主に斉木のツッコミが多くを占めているので、心の中のツッコミが当たり前で、口に出るツッコミの方がむしろ違和感を感じます。

超能力は使えるようになるのは嬉しいことなのか

 斉木は、自分を「生まれつき全てを奪われた人間」であると自虐しています。というのも、何の努力もしないで目的を達成出来たりするので、努力して物事を成し遂げるといったことが出来なくなったからです。

 他にもテレパシーで他人の心が読めるので、表面では愛想が良い人でも、内心は腹黒いといったこと等も知りたくなくても知ってしまう。そのようなことが頭の中に多く出てくるからうんざりしています。

 現実でも主に大人は内心嫌ってはいるけど、本人の前ではそんな素振りを見せずに対応する人はゴロゴロいます。これは本音を知らないからであって、もし自分のことを嫌っているという本音を知ったら、関わるのを止めますね。

 それに対して、斉木の噂を聞いて超能力を身に付けたいから弟子にしてくれと斉木にせがんできた霊能力者である鳥束は、超能力を修得して、「予知夢を使って宝くじで1等を当てる」など、やましいことに使うと堂々と言います。斉木はそんな鳥束をクズだと思うのですが、これは超能力が使えない人の気持ちを代弁していると思いました。

 超能力が使える斉木は超能力が使えることをマイナスに捉えていますが、超能力が使えない人にとっては超能力は夢のようなものだと思います。超能力が使えなければ、目的を果たすために努力が必要で、しかも努力に即効性は無いので我慢しなければならない。しかもそれが報われるとも限らない。特にやりたくないけどやらなければならないこと、いわば仕事をしている時は、「こんな苦労したくないからとっとと終わらせたい」と思うのではないかと思います。だから普通の人は超能力は夢のツールだと思うのではないかと思います。

 このシーンが、超能力が使えるのが良いのかどうか、考えた所です。私の結論だと、他人に嫌われることを何とも思わない、恋愛もしなくていい、普通の人間の生き方を捨てるのであれば問題無いと思います。私は骸骨部分が見えるのは嫌なので超能力者は遠慮します。欲を言えば瞬間移動だけ使えるようになりたいです。そうすれば出社時間ギリギリまでのんびり出来るし、満員電車に乗らなくて済むので。

 

 

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