こんばんは。今日は昼休みに走って移動していたら暑かったです。もうすぐ12月になるのですけど。さて、今回はこちらの本についてです。
ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家 (富士見ファンタジア文庫)
作家の税金事情
自分の作品がアニメ化したりした結果、年収2500万円の収入を得ることになったプロのライトノベル作家が税金対策としてライトノベルに詳しくない幼馴染の女性をアシスタントとして雇った所から始まります。作家も売れるとどうしても考えなければならない税金問題。売れれば売れるほど持っていかれるのでなるべく最小限に食い留めたいと誰もが思います。小説家は自営業なので勝手に会社がやってくれる訳でもない。法人化すると決められた金額を毎年払えば良いので安定して売れる作家は良いですけどそうでない作家は法人化するのが厳しい。
シビアな作家の環境
この作品には、ライトノベルの初動がどれくらいにならないとすぐに打ち切られるという厳しい業界事情、売れる作品を書くか自分が書きたい作品を書くかの意見の食い違い、アニメ化するに伴う原作の方向性、売れる作品を書くというのは作家を目指す人にとっては痛い言葉かもしれません。売れる作品を書くべきという主人公、書きたい作品を書く作家の言い合いも出てきます。
ライトノベルだけでなく、文学小説を書く人もこうなのかなと思わせる作家の生活習慣、こだわりが書いてあってリアリティを感じるなと思い、参考になりました。
そして執筆作業に勤しむ主人公の苦悩も書かれています。小説を書くというのは簡単ではなく、根気も必要だと感じるシーンです。
幼馴染のアシスタントさんはライトノベルには疎いみたいですが、生活面で色々サポートします。読んでみるとこれはまるで夫婦関係っぽいような・・。
感想
この作品を読むと、売れる売れない関係無く自分も小説を書いて出してみたい。そんな気分になりました。アニメや漫画を見ると好きな登場人物を自分に置き換えて見る傾向があるので元々作品を作りたい意欲はありました。これがこの本を手に取った一番の理由です。なかなか話が繋がらなくて進まないのですが。この作品の主人公も学生時代何をしているかといえばネタを考えるか本を読むでした。村上春樹さんもそうですが、小説を書く人はいっぱい読むんですね。自分も思いついた作品をまず一通り完成させる。そのために小説を読んだり、やったことのないことをやったり、行ったことのない所に行ったりと、頭の中の引き出しを増やしていきたいです。
今回のお話は以上です。次回もまたこの時間帯になると思いますがよろしくお願い致します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。