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【書評】知ってるつもり――無知の科学  

 どうも。takaです。今回はスティーブン・スローマン、フィリップ・ファーンバック氏の「知ってるつもり――無知の科学(早川書房)」 についての感想を書いていきます。


知ってるつもり――無知の科学

本の内容

 人間が出来ることである「考える」という行為。

 この本ではテレビやウィキペディアで豊富な知識にアクセスすることが出来る今の時代で、人間の思考の仕組み、知性、技術、知識について解明していきます。

「知っている」とは?

 私達は、「これは自信を持って説明出来るもの」に対しては知っていると思いがちです。

 しかし、「どのくらい知っているか?」と問われると、答えることが出来ず、知らない部分があったことに気付かされます。そして自ら知っているレベルを下げます。

 このように、知っていると思っていることが、実は思った程理解していなかったということが多々あるのです。

無知は必然的。ではどうするか?

 この世の中は複雑すぎて完璧に理解することは不可能です。なので無知であることは生きていく上で避けることが出来ません。

 自分が無知であることを自覚し、そして何を知らないかを明確にすることです。

 そうすることで分からないことが出た時に誰に聞けば良いか等が分かり、物事も進めやすくなります。

 

 そして、自分の持っていないものを持っている人とコミュニティを作って下さい。

 

 都会で横のつながりが薄い原因は、コンビニやスーパーが至る所に存在し、一人でも困ることが少ないからです。

 他にも、フレンドリーな接客をする飲食店は経営においてリピーターの存在が大事であるからで、マニュアル的な接客をする飲食店は客が数えきれない程多いために地方の飲食店に比べるとリピーターを作る必要性が高くなく、代わりはいくらでもいるからだと思います。

 

 最近の若い人が飲み会に来ない原因もまさにそこで、自分の人生で会社の人と仲良くする必要性を感じず、転職することを前提としていて、今の会社で生涯働く気が無い意志の表れでもあるように思います。

 私は自分がここでずっと働きたいと思った所の飲み会は積極的に出ていたのですが、そうでない所の飲み会は行かなかったので経験則です。

 

 しかし、人それぞれ知っていること、出来ることには限界があるため、どのような環境でもコミュニティは必要です。

 田舎でコミュニティがあるのは自分一人だけでは生活していく上で困る部分が出てくるからです。漫画も作者一人だけで描いている訳でもありません。そこには担当編集者やアシスタントの力を借りて何とか完成させているのです。

 

 私は1人で行動しますが、それは1人が好きだからではなく、ただ単に仲の良い友人がいないからです。1人は孤独感が出てきて辛い。だからネットをしているという部分もあります。楽しいのが1番の理由ですけど。

 

 今は1人で良いと思っている人も、老人になって身体機能が低下し、1人で生活することが困難になっても同じことが言えるのでしょうか?

 

 人と協力し合って生きていくことで、自分一人では出来ないことが多く出来るようになり、人生の経験幅も大きくなっていき、それが生きることの楽しさや、大きな利益につながります。

 小学生の頃人気だったゲームの話等を思い出してみて下さい。自分達の好きなことについて話し合っていた時間は楽しいものであったはずです。

 

 1人でいるのが気楽で良いと思わず、コミュニティを作る機会があったら積極的に参加してみて下さい。

 

 この本は多くの分野において参考になると思います。


知ってるつもり――無知の科学