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【書評】虚構推理

 どうも。takaです。今回は城平京氏の作品「虚構推理」について書いていきたいと思います。


虚構推理 (講談社文庫)

ストーリー

 怪異達の「知恵の神」となった引き換えに一眼一足の身となった岩永琴子、幼少期に人魚とくだんの肉を食べたことで不死身になり、「未来を自分の望むように変えることが出来る能力」を手に入れた桜川九郎の2人が、ある市で事故死したアイドルの姿をしており、夜に現れて鉄骨を振り回し、周りの人を襲うと噂されている「鋼人七瀬」に関する事件を解決させる物語で、また、2人の恋要素も入っています。

真実は絶対に知りたいものか?

 現実だと事件が起きたら周りは真実を知りたいと思います。真犯人が誰なのか?なぜ殺人を犯したのか?どうやって殺したのか?

 しかし、都市伝説等の類の場合、現実的な結果ではなく、その逆を求めているように思います。

 ここから、真実は全ての分野、状況において絶対に知りたいことという訳ではありません。むしろ真実を知ってマイナスになる場合があります。

 

 例えば、「プロ野球選手になりたい」と言っている子供に「野球をしている子供は数多いけど実際になれるのは50人程度」なんて言った場合、ショックを受けてしまい、これからグンと伸びる可能性もあるかもしれないのに野球を辞めるなんてことになる可能性もあります。

 そうならないためにも大人はその事実を敢えて語らず、希望を持たせる方が良いのです。

 プロ野球選手になれなかったとしても、野球を続けてきたという経験は残り、野球で学んだことは今後の人生で決して無駄にならないので。

「論理力」の大事さ

 この本は推理小説ではありますが、刑事ものの推理小説のように殺人事件が発生し、人間関係を洗いざらい調べて真犯人が誰かを探すというのではなく、手に入れた情報を元にして大多数の人が納得するような虚構(フィクション)の話を構築し、解決に導くという展開です。

 この話ではインターネットが絡んできて、国会の議論をイメージすると読みやすくなると思います。

 

 この本はプレゼンなどで話す時に論理を考えて伝え、相手の質問にも論理的に答えることが出来れば人を納得させることが出来るというのを伝えていると思います。

 

 この本を読むと論理とは何かを感じやすいと思います。


虚構推理 (講談社文庫)

 

 コミカライズもあります。


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