本が友達の大人の読書感想文

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クレヨンしんちゃんは人間社会の苦しい部分を描いた作品でもある

 どうも。takaです。今回の記事では、アニメでも国民的アニメとしても有名な「クレヨンしんちゃん」について書いていきます。


新クレヨンしんちゃん(1) (アクションコミックス)

ストーリー

 主人公の野原しんのすけは、5歳の幼稚園児、父のひろし、母のみさえ、妹のひまわり、飼い犬のシロと一緒に暮らしています。この野原家と、幼稚園の人々等、様々なキャラクターとの関わりを描いた日常系漫画です。日常系の漫画というと大体の人は思い浮かぶのではないでしょうか?

人間社会の黒い部分も入った作品

 この作品では、面白くて笑いが出てくる日常系作品として扱われていますが、人間社会における黒い部分も描かれています。ネネちゃんのママは、外面は良いですが、内心は黒くてしんのすけのことを快く思っておらず、被害を被った後や、その他の人のことについて腹が立った時は、ぬいぐるみを殴ってそのストレスを解消しています。娘のネネがそれを見ると、「いつものママじゃない」と言って怖がります。娘であるネネに対しても、心の中で「バカ娘」と罵るシーンもあり、桜田家はバイオレンスな家庭なのではないかという感じが見られます。ネネちゃんがこれから成長していくにあたって、娘にも当たることがあるかもしれないとも思います。

しんのすけはストレスを抱いている?

 しんのすけは、いつも能天気なイメージがあると思いますが、内心ストレスを貯め込んでいるのではないか?と思う所があります。

 いつも寝坊してバスに乗り遅れ、その度にみさえが自転車で幼稚園まで送るシーンはよく見ますが、このシーンから、「しんのすけは本心では幼稚園に行きたくないのではないか?」という疑問が出てきます。人間、気の乗ることに対しては自分から動きますが、逆に気が乗らないことに関しては受動的になります。幼稚園が好きであれば、自ら起きて喜んで行くと思うのですが、実際はみさえに早く仕度するように言われても、ダラダラした感じで仕度をしています。

 幼稚園でも、しんのすけはいつもと変わらない感じだから幼稚園が嫌いだと思いにくいのですが、行動を制約される集団の中にいることがストレスになっている。そう考えると、無理をして振舞っているのかなと思います。

 家にいる時も苦痛なのではないかと感じます。昔アニメのOPで「ダメダメのうた」という歌がありました。この歌では、しんのすけがやろうとしていることをみさえが見て「言うこと聞きなさい!」「いけません!」と返すのですが、この歌から、みさえはしんのすけを自分の思い通りに動かそうとしている節が見て取れ、支配欲の強さが出ています。他の具体的な例として、しんのすけの行動が癪に障るとげんこつをしたり、ひろしに対しても無駄遣いしたり美人の女性に見惚れる所を見たりすると、しんのすけ以上に痛めつけ、その癖自分はイケメンの男子に目を輝かせ、すぐ飽きるのにダイエット食品を買う等、自分にはとても甘いです。その意味では、しんのすけが本当に素の自分で接することが出来るのは、シロだけではないでしょうか?

 野原家というと、理想の家族ランキングとして挙げられていますけど、それはひろしの名言等といった良い部分ばかり取り上げるからそう思い込んでいるだけで、実際野原家の子供になったらそう言えるか疑問です。

 そういった部分を考えると、この作品は社会を学ぶことが出来ます。

 

 今回の記事は以上になります。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後までご愛読、どうもありがとうございました。