本が友達の大人の読書感想文

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【書評】HELLO WORLD

 どうも。takaです。今回は、野崎まど氏の「HELLO WORLD(集英社文庫)」についての感想を書いていきます。

 


HELLO WORLD (集英社文庫)

 

ストーリー

 高校生になった堅書直美は、未来の世界から来た自分から、自分が存在している世界は、アルタラという都市全体の情報が記録された装置の中にある世界で、同じ学校に通っている一行瑠璃という女性と付き合うことになることを知ります。

 しかし、実際の世界では、花火大会の際に彼女は事故に遭って死んでしまいました。

 その事実を改変すべく未来の世界からやってきた自分から彼女と知り合うまでの流れや、創造を具現化出来る道具をもらい、記録を書き換えるために奮闘します。

 

 舞台は京都で、2019年に映画化されています。

 

出会う人によって人は成長する

 この作品を読んで思ったことは、まさにこれです。主人公の直美は読書好きで、内向的な性格です。その性格故に優柔不断でクラスメイトと親睦を深める機会を逃してしまったりします。本人も自覚して変えようと自己啓発本を買って書いてあることを実践しようとするのですが、いざ本当に試そうとしてもなかなか思い通りにいきません。

 

 しかし、未来の自分の教えの通りに行動し、瑠璃と一緒に行動していくうちに、自分の意志で考えて行動するようになっていきます。この作品は事実改変だけではなく、彼の成長物語でもあります。

 

 人は他人と出会い、コミュニケーションを取ることで成長していくものだと感じ取ることが出来ます。

 

 自己啓発本というのは、読んだ時点で変わったと思いがちです。しかし、それは錯覚で、本当の世界は何一つ変わっていません。変わりたいのであれば行動あるのみ。そう思いました。

 

 

 この作品はタイムトラベル要素が含まれているのでSF好きにお勧めです。

 

 映画の小説版があると、映画を観てから読むと登場人物の心理が分かるし、読んだ後に映画を観るとイメージがつきやすいから、どっちからでも良いですね。

 

 コミックスもあります。


HELLO WORLD 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)