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【書評】クローバーナイト

 どうも。takaです。今回は、辻村深月さんの作品、「クローバーナイト(光文社文庫)」についての感想を書いていきます。


クローバーナイト (光文社文庫)

 

ストーリー

 鶴峯家の夫、鶴峯裕は妻である志保、四歳の長女の莉枝未と二歳になる長男の琉大の四人暮らしで、共働きであるために二人で協力して子育てをする日々を送っています。

 そんな鶴峯家がママ友等から子育てに関する悩み等が出てきて、一緒になって問題の解決に取り組んでいく。最後の章以外はそのようなストーリーです。

子育ては協力してすること

 この作品で出てくる人達は、子供を保育園に入れるための活動、言わば保活や、受験等、子育てについて様々な悩みを抱えています。しかも、その影響で周りが見えていないように見えます。

 

 原因としては、夫が遊び好きで自分の家族を蔑ろにしていたり、一人で色々考え込んでしまっていたりとありますが、子育ては共同でやることなので、協力していなかったらちゃんと協力するように言う等、子供のことで悩んだら自分1人で抱え込まずに自分の夫か妻、友人に悩みをハッキリと伝えることが良いと思います。

 自分で抱え込んでいると、どんどんストレスが溜まってそれを知らず知らずのうちに行動に現れ、周りに悪影響を与えていく等メリットは無いです。

 

 横峯家は父母が保育園の送り迎えをしているためか、父も積極的に育児に参加していて、子育てに関しても母と違った視点で見ることが出来る所が特徴です。なので基本的に家族は仲良くやることが出来ているのだと思います。

 子育てが原因で家庭がギクシャクする原因は、コミュニケーションの不足なのかもしれません。

 

子育ては自分を高める

 子育ては、大変なことばかりで疲れると思いますが、子供と接して楽しいこともあり、大人になったとはいえ自分達もまだまだ人間的に未熟で学ぶことがあります。

 親は決して完璧な人間ではない。ということがこの小説から伝わってきます。

 そして、「子育ては自分達の意志で選んだこと」なのでストレスが溜まっても子供としっかり向き合うことが大事なのだと思います。

 

 読んでいて、終始横峯家は良い家族だなと思いました。

 

 この作品は子育てで苦労している人、子持ちの家庭に憧れる人にお勧めです。


クローバーナイト (光文社文庫)