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野村克也氏が語る、阪神の球団の体質

阪神タイガース暗黒時代再び (宝島社新書) [ 野村克也 ]

本の内容

 ヤクルトの監督を経験して、自信を持って阪神の監督を引き受けた野村克也氏が、監督を務めた1999年から2001年までの間で阪神について思ったこと、評論家としてネット裏から見たこと、南海在籍時代の阪神の様子等も踏まえて書かれています。販売されたのは2012年くらいなので今から7年くらい前ですね。

阪神はOB重視

 巨人の監督と同じように、阪神の監督は、ほとんどOBが務めています。

 しかし、外様への風当たりが強く、以前、阪急、近鉄で監督を務めていた西本幸雄氏を監督に招聘しようとしたのですが、西本氏が監督になればコーチ陣なども一新されてしまうので自分達や後輩がコーチになることも絶たれるのではないか恐れたのかOBが猛反対して、それを知った西本氏は監督を辞退したそうです。

監督がコロコロ変わる

 

 巨人では、川上哲治氏が14年監督を務めたように、長期で監督を務めていた時期があります。

 しかし、阪神ではそれが無く、長くて5年で監督が代わっています。去年まで監督を務めていた金本知憲氏も、長期でチームを立て直すことを期待されていましたが、成績が芳しくなく、その影響でマスコミが騒がしくなり過ぎて最終的に3年で辞任に追い込まれています。ノムさんも一番の原因はまだ一軍で活躍していない選手を記事のトップに載せること等をしているトラ番記者だと解釈しています。

 なので阪神には土台となるものが無く、監督を代えればチームが強くなると錯覚していると言っています。中日でも落合博満氏が監督になることで6勤1休のキャンプ等、前に比べて練習量が増え、それが強さに繋がりました。

星野仙一氏が監督になって

 ノムさんの後を受けて、2002年から星野仙一氏が監督になりました。星野氏は1年目を4位で終えると、大々的に選手を入れ替え、広島から金本知憲選手と、メジャーリーグから伊良部秀輝氏等を獲得し、戦力を充実させました。その結果、2年目は圧倒的な強さでリーグ優勝まで行きました。

 他にも、怖さで有名な星野氏が監督になったことで、チーム内に緊張感が生まれ、意識改革に成功しました。星野氏が監督を務めたことで、チームはプラスな方向へ向きました。

阪神が強くなるには

 しかし、星野氏は健康上の理由で2年で辞任し、それ以降は岡田彰布氏等、再びOBが監督を務めますが、徐々に成績が落ちていき、低迷するようになっていきます。

 阪神が強くなるためには、勝てないからといってすぐに監督を代えず、フロントが「この人に全てを任せる」と監督に全幅の信頼を置き、低迷しても最初は我慢して、記者も膨張な記事を書かないことで選手が驕らないようにするなど、監督以外の意識も変えないと強くならないと言っています。

 この本を読んだことで、阪神という球団はどういった感じなのかが分かりました。

 

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。