本が友達の大人の読書感想文

自分がこれまで読んで気に入った本。漫画、小説、ビジネス書、ジャンル問わず紹介致します!!

【書評】銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎

 どうも。takaです。今回は、ジャレド・ダイアモンド氏の「銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎(草思社文庫)」の感想です。


銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎 文庫 (上)(下)巻セット

 

本の内容

 現在の世界で発生している「地域格差」。

 これは一体何によって生じたものなのか?

 1万3000年にわたる人類史のダイナミズムに隠された謎を、進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学等の様々な知見を駆使して解き明かしていきます。

海外は日本では見ない危険がたくさん

 日本では大体冬になればインフルエンザが話題になります。

 しかし、海外には地域によってですがペスト、マラリア、黄熱病といった致死率の高い危険な病気にかかる恐れが十分にあります。

 小学生の頃野口英世氏の伝記をよく読んでいたので黄熱病に関しては知っているのですが、蚊を媒介とし、これにかかると高い熱が出て、一週間くらいで死亡することがある病気です。

 野口氏はこの病気の治療法を研究すべくアフリカに渡りましたが、自らが黄熱病に感染して亡くなってしまいました。

 戦争でも、恐ろしかったのは相手ではなく、伝染病で、伝染病の対策をしているかどうかが勝敗に直結していたそうです。

 

 コロナ抜きでも、海外旅行に行く時は事前に行く所について調べないと、病気になって飛行機ではなく背中に生えた翼で飛ぶことになるかもしれません。

 治安も日本より悪いと考えた方が良いでしょう。

 

頭の良し悪しは学力では計れない

 これは冒頭の方に書かれていたのですが、学力の高さは頭の良し悪しに直結しないということです。

 例えばキャンプをする場合、学力が高く、幅広い知識もあり、キャンプに関する知識もあるけど、実際にやったことがない人と、学力が高くないけどキャンプが好きで何度もテントを張ったり、炊事をやっている人、どちらの方が頼れるか?

 それは間違いなく後者です。なぜなら、頭で分かっていてもいざ体を動かすとなかなか出来ないなんて感じるのはザラ。

 それに対して実際に行動をすることで頭だけでなく、五感を使い、かつ回数を重ねることによって体に染みつき、忘れにくくなるのです。

 

 結論としては、その人の頭が良いか悪いかという認識は、住んでいる場所、周りの環境、状況に左右されるということです。

 

グローバルな視点で歴史を学べる

 私は高校時代の履修科目は日本史で、世界史は高1の頃やっただけ。それ以降はずっと日本史ばかり勉強していました。

 なので日本の歴史は知っていても、世界史はからっきしでした。

 しかし、この本を読んだことで地球全体の視野で歴史を知ることができ、さらに地球の歴史についてもっと知りたくなりました。

 

 この本は歴史が好きな人にぜひ勧めたい本です。


銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎 文庫 (上)(下)巻セット

【書評】ヒッコスでひっこす

 どうも。takaです。 

 今回は、私が小学3年生の頃よく読んでいた「はれときどきぶた」シリーズの1つ、「ヒッコスでひっこす(いわさき創作童話)」についてです。


ヒッコスでひっこす (いわさき創作童話)

内容

 突如畠山家に訪問してきた知らないおじさんから、お宅の家の下には爆弾が埋まっていて、このままだと爆発する危険性があるとのことで、その爆弾を掘り出すので引っ越すように言われました。

 いきなりな上に引っ越すことは大変疲れることなので畠山家は渋りますが、引っ越すためにおじさんは家ごと運んでくれるロボット、「ヒッコス」を貸してくれます。

 これで引っ越すのに躊躇う理由が無くなった畠山家は、自分が住みたい場所を考え出し、公園の木の上、川、スーパーの中、水の中といった色々な所に転々と引っ越していく物語です。

いざ住みたい所に引っ越してみると・・

 流れでいうと、最初の方は住みたい場所に引っ越せたことで泳いだりして遊んで楽しむのですが、時間が経ってくると、木の上だったら天気が崩れてその影響で木の幹が折れて「もう木の上なんて嫌だー!!」「虫がいて気持ち悪い」となり、川だったら家をつないでいたロープが切れて危うく海まで流される所だったり、スーパーの中だったらお客さんがいっぱい来て騒がしくなってしょうがない、水の中だったら「これ以上いたら溺れ死ぬ」からと言い始めて新しい所へ引っ越す・・。

 大体こんな流れです。いざ住みたい場所に住んでみると自分が思い描いていたことと違う・・理想と現実のギャップが出ていますね。

 どこに行ってもメリット、デメリットはある。どれが妥協出来てこれはどうしても妥協出来ない。引っ越しは順応性が問われると思いました。

もしヒッコスが手に入ったら

 私がヒッコスを手に入れたら、休日にその時行きたいと思った所に引っ越します。そうすれば交通費も時間もかからないのでお手軽です。そして満足したら元に戻る。まあ旅行は目的地までの道のり、例えば列車だったら風景を見る。車だったらサービスエリアに寄って色々見て回るというのも楽しみの一つだから、使い分けは考えます。

世界が広がる

 なかなか定住せず、色々場所を変える畠山家ですが、少なくとも、日本だけでなく、世界、挙句の果てに空想の世界に住んだという経験は周りからとても羨ましがられることですね。一般家庭では味わうことがなかなか出来ない。羨ましい・・。

 「自分もこんな体験してみたい」・・と思わせる要素満載です。

 

【書評】「やりがいのある仕事」という幻想

 どうも。takaです。今回の記事では、森博嗣氏の著書「やりがいのある仕事という幻想(朝日新書)」について書いていきたいと思います。タイトルから仕事にやりがいを求めるのは良くないというのが分かりますね。


「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)

本の内容

 人は仕事に就くと、お金、そしてやりがいを求めるようになります。就職活動でも学生はやりがい、スケールを求めて会社選びを行っています。それはなぜか?それは「働くこと=つまらないこと」、「苦しいことというのが前提になっていて、やりがいを求めないと退屈」だったり、「苦しさに耐えて仕事を続けることが嫌になるから」ではないでしょうか?

 この本では、やりがいを求めている人達に対して、「どんな仕事をしていようとも、人間の価値、階級が変わるわけではないからこだわる必要は無い」ということを述べています。

大きな仕事をしているから偉いわけではない

 大きな仕事と言うと、思い浮かべるとしたら、政治家です。政治家は、国の政治を動かすという仕事をしています。この仕事は大変ハードですが、その分、貰えるお金は大きいです。なので、「これくらいして当然」という声があります。国民からしても、感謝の言葉よりも、「自分達の税金を使っているんだからしっかり働け」と思っているのではないでしょうか?

 他の例だとプロスポーツ。高給取りの投手が打たれて負けると、その投手はメディアから徹底的に叩かれます。

 このように、高給取りになったとしても、その分周りからの期待、プレッシャーは大きくなって、失敗したら、高い金もらっているのにと叩かれ、精神的に負荷がかかるのです。

 それに対してもらえるお金がそんなに多くないと、贅沢な生活は出来ませんけど周りの期待はそこまで大きくないので失敗しても高給取りの人に比べると叩かれません。

 どんな仕事でも、もらえるお金によって変わるのは周りの期待値であり、これで人間の偉さが決まるわけではありません。

仕事の悩みの原因は人間関係

 やりがいではなく何が仕事で大事であるかと言うと、職場の人間関係ではないでしょうか?

 朝起きるのが嫌な原因、転職したいと思う原因は、失敗した時にグチグチ嫌味を言われたり、質問しても嫌な顔される等、今の職場の人間関係が原因というのが大きく、それなら、人間関係が良くなれば職場に行きたくないという考えは大分減るのではないかと思います。失敗してもフォローしてくれたり、嫌な顔せずに教えてくれる等、そのような職場であれば、仕事の悩みが大分減ると思います。

 私は色々仕事場が変わりますが、嫌だと思った職場は全て嫌味を言われたりした所で、良いと思った職場は、色々言われてもフォローはしてくれたり、分からない所を教えてくれた所です。

 仕事を選ぶなら職場の雰囲気を重視して選んだ方が後悔しないです。

 

 ブラック企業の見分け方が書かれている本です。


私たちはどう働くべきか

 

仕事はお金を稼ぐためだと割り切る

 「仕事は何のためにやるのか?」

 この問いの答えは、「お金の為」です。仕事に行ってお金をもらう。そしてそのお金で自分の快楽を満たす。そう考えていけば転職をするにしても転職先が決まってから辞める気になりますし、それまでは嫌々ながらも仕事に行く気になります。

 自分の好きなことをやるために仕事をしてお金をもらう。例え仕事がつまらなくてもそういった考えを持っているのが途中で働くのを放棄しなくなるコツだと思います。

 


「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)

 

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【書評】ボカロPで生きていく 40mPのボーカロイド活動日誌

 どうも。takaです。今回はこちら、「ボカロPで生きていく 40mPのボーカロイド活動日誌」について書いていきたいと思います。

 


ボカロPで生きていく 40mPのボーカロイド活動日誌 (コミックエッセイ)

 

ストーリー

 ボーカロイド曲の作曲者である40mPさんのボーカロイドと出会い、仕事をしながら楽曲を作っていき、初めてのニコニコ動画への投稿、クリエイターたちとの出会い、メジャーデビューまでの軌跡を描いた作品です。

 

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出典:ボカロPで生きていく 40mPのボーカロイド活動日誌 40mP(KADOKAWA)

 

ボカロとは

 ボーカロイド、略してボカロとは、ヤマハが開発した音声合成技術、その応用製品のことで、メロディーと歌詞を入力することで人の声を元にした歌声を合成することが出来ます。

 分かりやすく言えば、入力した歌を歌ってくれます。

 歌を歌うだけでなく、声に歌い手として体を与えることで、人が歌うという感じも出すことが出来ます。

 それをコンセプトに生み出されたのが「初音ミク」です。

 彼女は「ミュージックステーション」にも出演するなど、今では歌手として多くの人に支持されています。

 

音楽は芸術

 40mPさんは、最初は1人で音楽を作り、動画に投稿していましたが、活動を続けているうちに同じことをやっている人達とつながりができ、その人達に自分では実現させるのが難しいことを依頼したりするようになるなど、動画のクオリティが上がっていきます。

 その流れを見て、YouTubeやニコニコ動画に投稿されている歌の動画は、歌詞を書く人、挿絵を描くイラストレーターさん等、1人だけでなく色々な人の手で作られているものもあるのだと思いました。

 そして、様々な人がつながり、協力していくことで大きいことが出来る感動も覚えました。

 

 こうしてみると、音楽は1つの芸術作品だと感じます。

 

音楽は人生を楽しくする

 音楽は、人を元気にする力があると思います。

 私も歌を歌うのが好きで、入浴中でも自然に「世界に一つだけの花」や「赤いスイートピー」等を歌うし、自分が生まれる前の昭和の歌もYouTubeで聴いて覚えてカラオケに行って歌いました。今はコロナで怖くて我慢していますけど…

 

 自分の好きな歌を歌っていると、歌に感動して生きることが楽しくなってくるんですよね。

 落ち込んでいる時、気分が乗らない時に歌うと効果絶大。

 

 職場でも歌を歌いながら仕事して良いっていう風潮が広まれば良いのに…カラオケ行きづらいし。

 

 この漫画はボカロのことについて知りたい人、音楽を作ることに興味のある人にお勧めです。


ボカロPで生きていく 40mPのボーカロイド活動日誌 (コミックエッセイ)